2008年06月27日

テキサンズDTオコエ、ようやく成人に

 ヒューストン・テキサンズのDTアモビ・オコエが、6月10日にようやくアメリカで成人となる21歳の誕生日を迎える。NFLでは、高校卒業後から最低でも3年経たないとプロ入りを認めていない。そのため、大半の選手は大学3年生でのアーリーエントリーでプロ入りしてもプロ入り時、もしくは1年目のシーズン中に21歳となっている。しかし、頭脳明晰のオコエは12歳で高校入学、16歳で大学入学と飛び級で進学。そのため、ルイビル大3年時にアーリーエントリーし2006年ドラフトの全体10位でテキサンズが彼を選択した時、オコエは1967年以降ではリーグ最年少のドラフト指名となる19歳だった。

 食事に出かけた際、ようやくアルコールが飲める彼は、「恐らく、何か(アルコール飲料を)注文するだろうね」とコメント。昨季16試合で32タックル、5.5サックのオコエについて、ゲイリー・キュービアックHCは、「このキャンプにおいて、彼が最も成長している選手だと思う。この3週間の内、彼は最初の1週間は新人時代の癖を見せていたが、残り2週間では全くなくなっていた」と発言。キュービアックは、かつてプロ1年目から2年目にかけてが、最も伸びる時期と語り、「オコエは成長し、よりプロ選手になってきている。もし、オコエが(昨季、2年目で14.0サックと大きく飛躍したDEマリオ・ウィリアムスのように)成長してくれたら、チームは強くなるだろう」と、若手DTの飛躍を楽しみにしている。
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レイダースの新人マクファデン、6年契約に合意

 オークランド・レイダースが、今年のドラフト全体4位で指名したRBダレン・マクファデンとの契約に合意。契約は6年間で最大6,000万ドル以上、2,600万ドルの保証。昨年レイダースはドラフト全体1位指名のジャマーカス・ラッセルとの契約交渉が難航。結局、ラッセルが契約に合意したのはシーズン開幕後だったが、今年はトレーニングキャンプ開幕前に無事契約を終えることができ昨年の二の舞を避けることに成功。これで今年のドラフト上位指名4人の内、未契約はセントルイス・ラムズの全体2位指名であるDEクリス・ロングだけ。

 アーカンソー大出身のマクファデンは、「契約を結ぶことができてとても幸せだ。コーチが言っていたように、俺はトレーニングキャンプに参加したい。練習に出て、プレイを学びたいんだ。トレーニングキャンプの1日を欠席することは、大学の練習を1週間も休むようなものさ。これは俺にとって大きな痛手となるだろうね」とコメント。じっくりとチーム戦術を学んでから開幕に挑める。ちなみに、ドラフト全体1位指名のTジェイク・ロング(マイアミ・ドルフィンズ)は5年総額5,750万ドル、3,000万ドルの保証。全体3位指名のQBマット・ライアン(アトランタ・ファルコンズ)は6年総額7,200万ドル、3,475万ドルの保証という契約を結んでいる。
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戦力均衡維持の秘策、ファイナル8プランとは

 NFLが、全米1の人気スポーツリーグという地位を築くことができた大きな要因の1つが徹底した戦力均衡の姿勢。特定のチームがずっとリーグ上位に君臨することはなく、どのチームにも上位進出のチャンスがある。経済力の差が、チーム力の差に直結しないこのシステムの構築において、選手の総年俸を制限するサラリーキャップは核となっていた。そんなサラリーキャップ制度が、もし、2010年になくなってしまった場合、上位と下位の戦力差が広がり、リーグの面白さが減少してしまうと危惧する人もいる。だが、そんな事態を防ぐため、NFLはサラリーキャップ制度がなくなった場合に、ファイナル8プランというルールが実行されることを労使協定の付帯条項に入れている。

 このファイナル8プランとは、前年のプレイオフ進出上位8チームを対象にしている。AFC、NFCの両カンファレンス決勝に進出したチームは、自チームから他チームにFA移籍した人数分しかFAで新しい選手を獲得できない。ディビジョナル・プレイオフで敗退した4チームについても、基本的にはカンファレンス決勝進出チームと同じ制限が設けられるが、重要な財政条件によっては他にFA選手と契約できるかもしれない。この制度により、リーグ上位チームが更なる戦力補強に成功することを防ぐことを目指している。また、サラリーキャップ制度がなくなると言うことは、上限だけでなく、下限もなくなる。2008年シーズンにおけるサラリーキャップの下限は1億22万4,000ドルと、最低でも各チームは100億円以上をインセンティブ抜きで選手の総年俸に費やなければならない。ちなみに今季の上限は1億1,600万ドル。
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キフィンHC、周囲の楽観論に警鐘

 NFLを代表する名門チームであるオークランド・レイダースだが、現在は2003年から5年連続でシーズン11敗以上と長い低迷中。しかし、今季チームは、FAでWRジェボン・ウォーカー、Sジブリル・ウィルソン、トレードでCBディアンジェロ・ホールを獲得、ドラフトでは新人王の有力候補RBダレン・マクファデンを指名。そして、昨年のドラフト全体1位指名のジャマーカス・ラッセルが開幕先発デビューとチームのタレントレベルは大幅に向上。久しぶりの名門復活を予想する声が高まっている。だが、レーン・キフィンHCは周囲の高まる期待に警鐘を鳴らしている。

 今季が就任2年目のキフィンは、「私たちがどれだけオフェンス、ディフェンスで良くなったのかって?チームはまだパットすらつけて練習を行っていない。これからシーズンに向けて、多くのやるべき仕事があり、100万もの事柄が起こる。チームのロースターは変わるし、デプスチャートも変わるだろう。今は選手個々がレベルアップし、チームを助けることを目指している」とコメント。チームは、まだ何の結果も残していないことを強調。ちなみに、現在レイダースは、RBラモント・ジョーダンのトレードによる放出を目指している。チームにはマクファデンに加え、昨季ラン1,009ヤードのジャスティン・ファーガスがおり、現在ジョーダンはRB陣で3番手以下。しかし、今季の彼の年俸は470万ドルで放出は避けられない。
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QBマニング、「今は肩を休ませている」

 インディアナポリス・コルツのQBペイトン・マニングは、1998年のプロ入りから昨季までの10年間、全試合に先発出場。32歳の彼は、今オフのチーム練習において、これまでよりパスを投げる回数を減らし、よりコンディション調整に気を配っている。プロ11年目のマニングは、「俺は肩を休ませるように心がけている。(ダン)マリーノ、(ジョン)エルウェイ、(ブレット)ファーブといった名QBを見てきたトレーナーたちがチームにいるが、32歳以降はある意味で未知の部分だ。少し新しいことに適応しなければならない。練習終了後にパスを投げる回数を減らす代わりに、全て質の高いパスを投げることは確かだよ」と述べている。

 すでにリーグ史上に残るQBの1人となっているマニングは、プロ10年間で通算160試合、パス5,405回を投げている。通算パス8,000回以上を記録しているのはファーブ(現役17年間、通算242試合、パス8,358回)、マリーノ(現役17年間、通算257試合、パス8,758回)の2人しかいないが、順当に行けばマニングが仲間入りを果たすだろう。彼の現在継続中である160試合連続先発出場は、リーグ記録であるファーブの253試合出場に次ぐ歴代2位の記録。今オフにファーブは引退したが、マニングは自身の引退時期について「何歳まで現役を続けるのか、具体的なものはないよ。もし、先発でプレイできなかったり、今までと同じパスを投げることができなくなったりしたら、プレイを続けることはないと思う。俺はまだ、好成績を残せる選手でいたいと思っている」と考えていない。
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CBジョーンズ、カウボーイズの練習に初参加

 CBアダム・“パックマン”・ジョーンズがダラス・カウボーイズのチーム練習に初参加。プロ入りから2年間で6度の逮捕など、度重なるリーグの規律違反を犯し、リーグから昨シーズン全体の出場停止処分を科せられた。まだ、この処分は完全に解かれていないが、先日、ロジャー・グッデルコミッショナーからチーム練習への参加、プレシーズン出場が許可された。ジョーンズは、CB、キックオフ、パントの両リターナーを務め、パス練習ではエースWRテレル・オーウェンズとマッチアップ。そして、エンドゾーン付近でのドリルではインターセプトを奪った。彼は、「俺は自分が何をすべきが分かっている。(公式戦に出場できるか、どうかは)コミッショナーの判断にかかっている。前にも言ったように、自分の成すべき事をやるだけだよ」と述べている。

 ジョーンズの公式戦出場については、グッデルコミッショナーが今後の彼の振る舞いを判断材料にし、9月1日に決断を下す。プロ4年目のジョーンズは、テネシー・タイタンズから今オフにドラフト指名権との交換でカウボーイズに加入。新天地について「新しいチームメイトとは、気分よくプレイ出来ている。将来へ向け、やるべきことを始めたばかりだ。今はほっとしている。俺は一年を通してこの日を待ち続けてきた。カウボーイズの一員に、フィールドに戻って来られてハッピーだよ」と久しぶりの練習参加を振り返っている。
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